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ver.キミトラレ ▼さよなら、ねえさん

当シリーズをネトラレというタイトルにしなかったのは既にこの映像があったから。自分の元を離れていったのが恋人でも配偶者でもなく、溺愛する家族だったケース。いつまでも猫かわいがりする姉と、それを煩わしく振舞いつつも感謝が絶えない弟。二人で支え合い、生きてきた姉弟が本作の被害者だ。起きられずにいる弟の頬を寄せ迎える朝。今日あった出来事だけで笑い合える夕食の時間を過ごし、「オヤスミ」と手を振り眠りにつく。幸せな毎日。弟には夢があった。映像監督になる夢。本当はAVだったけど、いつか伝えられればいいなと思っていた。姉は男性経験が少ないから理解してもらうには時間がかかるだろうけど。職場はいい人達ばかりだったが、専属キモ男優に服従している姿は異常だと思った。臭い息をふきかけ、頭をこづいてくる大嫌いなあの男。所謂キモメン。ただのデブ。我慢できたのは、いち早く自立することが姉への恩返しだと思っていたからだ。だから、正社員になれたという報告は真っ先に聞いてほしかった。狭い路地を駆け抜け、家のドアを開ける。大好きな優しいいつもの表情。少し苦しそう。でも、幸せそうに顔を赤めてるようにも見える。違和感が確信に変わったのは姉が上げた下品な呻き声だった。まるで獣の交尾を見ているかのようで、華奢な身体にのしかかって腰を振っているのはあの醜いブタ男。エサにがっつくようにヨダレを垂らしている。少年は必死で思い出そうとした。でもできなかった。尿を口に注がれ、嗚咽まみれでイラマを受け入れ、真正中出しをされて嬉しそうな色に狂ったこの生き物のこと。
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投稿個人撮影 キモ男ヲタ復讐動画 イチカワヒマリ編

地元の英雄である伊達政宗像が映像に映し出される。カメラをまわしてる少年は気乗りしていないのか、退屈そうにズームをかけて遊んでいる。もう何度も何度も来た場所。歴女でもある彼女の提案でデートといえばここだった。告白されたのもここ。そして今、東京旅行の直前にもやってきてる。歴史に興味はなかったけど「正宗公に挨拶してから行こう」とはしゃぐ彼女の表情はいつまでも見ていられた。地元仙台市の学生カップル、ヒマリとハルト。イケメンと可愛い少女の誰もがうらやむ恋人同士。2人が旅先で出会ったのは若者支援のボランティアを続けているという会社経営者。自社製品の安眠グッズのモニターをしてくれれば、宿泊代や食事代を何日分も出してくれるという夢のような話に2人は小躍りした。その日の夜、歓迎会が開かれ、2人は酔いつぶれてしまう。慣れないアルコールを大量に飲まされた事だけではなく、闇ルートから入手した精神を朦朧とさせる薬を混入された為だ。当然、若者支援を自称する男達の狙いはここにあった。意識が混沌としている少女は目隠しをしたまま眠りにつこうとするが、キスをねだる彼氏に応え、小さな手でギュッと抱きしめる。小さな小さな身体が力いっぱい抱きしめ、何度もキスを繰り返す。彼女は知る由もない。それが身の毛もよだつ行為だったこと。相手が自分の3倍も体重がある、口臭ただようキモメン豚男であったこと。少年に大切に愛されてきた少女はその日からデブの肉人形へと生まれ変わる。そして彼女を見続けた少年はその変化を敏感に感じ取ってしまう。